隣の部屋から、突然「ギャー!」と泣き声。
いや、かわいいよ?赤ちゃんは泣くのが仕事って分かってる。
でもその一声で、心臓がドクンとする。
頭の奥がビリビリして、涙が出てくることもある。
そんな自分に罪悪感を覚えて、また落ち込む——。
音に敏感な人がどうやってこの壁と向き合っているのか、
リアルな悩みと対策を語ってみます。
「赤ちゃんの泣き声」がツライのは異常じゃない
この悩み、けっこう根深いです。
特に聴覚過敏の人にとっては、「高い音」「突発的な音」「繰り返される音」の組み合わせは最悪のトリプルパンチ。
ある女性のケース
30代の女性は、赤ちゃんの泣き声が原因で、実家から一人暮らしに切り替えました。
「甥っ子はかわいいのに、泣き声でパニックになってしまう自分が嫌だった」と言っていました。
人間関係も自己肯定感もガタガタに崩れたとのこと。
よくある対策、実際どうなの?
ネットで検索すれば、赤ちゃんの泣き声対策はいろいろ出てきます。
でも、聴覚過敏の人には「向き・不向き」があるのが現実です。
よく紹介される対策
- ノイズキャンセリングイヤホンを使う
- ホワイトノイズを流す
- 遮音カーテン・二重窓の導入
- 赤ちゃんの近くから距離を取る(可能な範囲で)
どれも「ある程度は効く」という声が多いですが、完全に音を遮断するのはほぼ不可能です。
しかも、イヤホンをずっと着けていると、疲れるし耳も痛くなる。
「耐えるしかない」は解決にならない
「赤ちゃんの泣き声は仕方ないんだから我慢しなよ」——そう言われること、ありますよね。
でも、それって本当に解決?
感情を否定されると、余計つらくなる
ある男性は、近所の赤ちゃんの夜泣きで1年近く不眠状態に。
何度か「やめてほしい」と言いかけてやめたそうです。
「赤ちゃん相手に怒る自分が悪い」と思い込んで、結果的にうつ症状が出たとのこと。
今すぐできる「小さな対処」からはじめよう
音に敏感な人が、赤ちゃんの泣き声と付き合っていくためには、環境+メンタル両面のバランスが大切です。
おすすめの小さな工夫
- タイミングを決めて音楽や自然音を流す
- 「今日はこれでOK」と思える目標をつくる
- 疲れがピークのときは「何もしない日」をつくる
- 共感してくれる人とつながる(SNSなど)
完璧を目指さない。逃げてもいい。
音に苦しむ人が、安心して深呼吸できる日が増えますように。
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