生活音がうるさい…警察に通報してもいいの?判断のポイントとは

夜中の2時、ガタガタと家具を動かすような音。

翌朝も、ドンドンとリズムを刻む足音。

……って、ここ、クラブじゃないんですけど!?

あまりにしつこいと、「これって警察に通報してもいいのかな」と悩む人、けっこう多いんです。

今回は「生活音がうるさいけど警察に通報して良い?」をテーマに、どこまでが許容範囲で、どこから“通報案件”になるのか、一緒に考えてみましょう。

生活音とうるささの境界線とは?

まず前提として、生活音は完全には避けられません。

掃除機、洗濯機、子どもの足音…全部「生活の一部」です。

でもそれが常軌を逸したボリュームや時間帯になると話は別。

こんな生活音は「異常」扱いされやすい

  • 深夜〜早朝にかけての大音量テレビ
  • 毎晩続く低音ドンドン音(振動系)
  • 明らかに怒鳴り声・ケンカ・叫び声が頻繁

「迷惑をかけている自覚がない人」ほど、音がエスカレートしがち。

だからこそ、我慢しすぎずに一歩踏み出すことが必要です。

「警察に通報する」という選択肢について

では、生活音が耐えがたくなったとき、警察を呼ぶのはアリかナシか。

結論から言うと、状況次第で「アリ」です。

実際に通報されたケース(知人Cさんの話)

Cさんの隣人、深夜2〜4時にかけて毎晩カラオケ。

注意しても逆ギレされたため、ついに警察に相談。

「生活音ですから」と最初は断られたものの、録音を聞かせたところすぐ現地対応。

それ以降、ぴたっと静かになったそうです。

通報する際の注意点とコツ

ただし、やみくもな通報は逆効果になることも。

警察は基本的に「民事不介入」。ただし「近隣トラブルで暴力の恐れあり」などがあれば動きます。

通報時に伝えるといい情報

  • どんな音が、何時ごろから、どれくらいの頻度で
  • 生活にどんな支障が出ているか
  • 騒音が「単なる生活音」の範疇を超えていることの説明

「冷静に、淡々と」事実だけ伝えるのがコツ。

警察への通報に対するよくある疑問と不安

「通報したって意味ないんじゃ…?」と感じる人もいるかもしれません。

確かに、「音が止まったあと」だと動けないケースもあります。

よくある不安と現実的な対処

  • 相手にバレないか心配:基本的に匿名対応。ただし絶対ではない
  • 逆恨みされない?:可能性はゼロではない。だから記録(録音・メモ)をしっかり残すことが大切
  • 証拠がないと動かない?:録音や騒音計アプリのデータが有効

感情的にならず、事実ベースで備えるのがカギ。

まとめ:警察を呼ぶのは「最後のカード」ではあるけれど

警察に相談するのは、決して「大げさなこと」ではありません。

それは、あなたが自分の心身を守るための“正当な行動”です。

もちろん、警察がすべてを解決してくれるわけではありません。

でも、

  • 記録を残す
  • 冷静に説明する
  • 必要なら通報する

という段階を踏むことで、静かな暮らしを取り戻せる可能性はグッと高まります。

我慢しすぎず、「この程度で…」と遠慮しすぎず。

あなたの感覚は、ちゃんと大切にしていいものです。

今日も、自分を守る一歩を。